那月さんが帰った後、この仕事について考えていた。 兄の手伝いをしていた時は何となくでやっていたけど、いざ局長をやってみるとなると、しっかりと責任を持って自分の役目を果たさなければならないということがこの2日で分かった。 次の後継者に引き継ぐまで、私は局長をやり遂げる。 そう決心して今も頑張っている。 今日も私は電話をかける。 お客様の願いに応えるために。 「こちら、青空郵便局です」 fin.