「…あの、さすがに恥ずかしいんですけど?」
熱が集まる頬をそのままにテツを軽く睨む。
するとテツはいつものニヤリ顔になる。
「なんか新婚みてーだな」
「ばっ…!なっ…!」
バカ!何言ってんの!
驚きすぎてこの言葉が言えなくて頭文字しか口から出てこなかった。
恥ずかしがってるあたしをテツは面白がって更にからかいがエスカレートしていく。
「なぁ、聞いてよ。
『ご飯にする?お風呂にする?それとも澪にする?』って。
そっこー澪ちゃん選んでいただくから」
「言うか!ていうかいただくな!」
割りとガチに舌打ちしないで!
これ以上テツを見ていられなくて再びテツのベッドにダイブする。
さすがのテツもこれよりはからかってこなくなり、うつ伏せになってるあたしの腰を枕にして隣に寝転がってきた。