『詳しくききたいっ!!』 私は興奮の眼差しでその子を見つめる。 「えーっとね、詳しいことは分からないんだけど、噂によると、どこかの暴走族に入ってるみたい。」 『暴走族……。』 「そう!しかも結構強いところの副総長らしいの。 それに、顔も綺麗。これは女子が黙ってないだろうな。」 暴走族か、面倒くさそう。