まあそのイケメン好きの朱音ちゃんがイケメンの誘いを断るはずもなく…。





『なにここ、でか…。』





着いたのはバカでかい建物の前。





「黒蘭(コクラン)の倉庫だ。」





『こくらん…?』





私はきいたことあるようなないようなその名前に首をかしげる。





「なっ、お前、もしかして知らねえのか?」





『うん、知らない。』





そう言うと、神崎くんは下を向いて、なにかちょっと考えているようだった。





「ふっ、やっぱりおもしれぇ。」





『ん?』





私はよくききとれなくて神崎くんの顔を覗き込んだ。





「…っ!//近すぎ。さっさと中入るぞ。」





私は頭にはてなマークを浮かべながらも神崎くんの後ろをついていった。


























このことをどれだけ後悔したことか。