神崎くんがきてから1週間がたった。
相変わらず無口な神崎くん。
でも、女子たちの間では、
「そのクールなところもまた素敵!!」
らしいです。ワロタ。
私はと言うと、あれから全く喋ってない。
いや、正確に言うと私が全力で避けている。
私のいけめん好きの性格を知っているクラスの子たちは、
「あれ、神崎くんと喋らなくていいの?朱音の好きないけめんじゃん。」
などと言ってくる。
む。私だっていけめんなら誰でも言い訳じゃないぞー!
鈴音にももちろん話した。
「うわ、族の人かぁ。朱音、気をつけなよ。いくらいけめんだからってほいほいついて行ったらいけないからね!!」
『ねぇ、あなたの私のイメージってなんなのさ。言っとくけど私、いけめんなら誰でもいいって訳じゃ…』
「あ、ねぇ、あそこの人めっちゃいけめんじゃない?」
『え!?!?!!!どこ!????!』
「ぶはっ!!やっぱ面食いじゃん。」
むぅ。笑われた。ひどい。朱音ちゃん泣いちゃうぞ。