「香那。」

呼ばれて振り返ると、優がいた。

「えっ、優。ずっと、聞いてたの?」

「おぅ。あの野郎、香那を独り占めしやがって。」

ふふっ、嫉妬してる。
なんか、嬉しいな。

そうじゃない!私、優に言わなきゃいけないことあるんだ。

「優。私、優のことが好きです。」