「 …あのさ、俺。」



この声は…玲斗…?

もう着いている事が確認されたが、どうやら公園にいるのは玲斗だけではないらしい。



「 …好きなんだよ。」



好…き……?

玲斗が好きだって?

一体…誰を好きなの?

背中に悪寒が走って、途端に逃げ出したくなった。

…でも、今日は頑張るって決めたじゃん。

状況を把握しようと、公衆トイレの建物の陰に隠れてこっそり覗き見た。



「 …えっ?」



…女の子だった。