「やしなー。俺の第二ボタンいらない?」


なんて神谷くんがあたしに寄ってくる。


「いらない」


答えたのはあたしじゃなくて丈で。


「お前に言ってないんだけど」

「俺の言葉はやしなの言葉でもあるの」


なんて丈の持論を繰り広げる。


「じゃあ、ネクタイ交換しよ?」


今度はネクタイを差し出してくる。


「ばっ!それこそ俺とだし!」


丈が自分の背後にあたしを隠す。


卒業式のジンクスがあって。
ネクタイを交換したカップルは永遠に幸せになれるって。


「じゃあ第二ボタン俺の持っててよ」

「ふざけんな。バーカ」


神谷くんの頭をたたく。


「第二ボタンくらいならもらってもいいけど」


なんか上から目線のこたえになってしまった。


「あ?もらわなくていいだろ」


丈の顔が険しくなる。


「ごめんね、ほかの子にあげて」


神谷くんにペコっと頭を下げる。


「ほかの子にあげるなら自分で持ってるよ」


第二ボタンを自分のポケットにしまう。


「あー。むかつく!やしな行くぞ!」


丈に腕を引っ張られて教室を出る。


「丈、どこ行くの?」


階段を1階分下がる。


「ここ」


〝2-1〟

そう入り口に書いている教室。


「…あ」

「ここではじまったよな」


この教室で丈と話した思い出。

でも、あたしは


「あたしは体育館だもん」

「あーそうだな。でも顔よく知らなかったくせに」


あたしの鼻をつかむ。


「もう。しょうがないじゃん」

「だから、顔知ったのここじゃん?だからここでいいじゃん、俺らのはじまり」


ここの教室で初めて話したんだよね。
いまだに忘れない。


『なんか用?』


初めて丈があたしに発した言葉。


「丈さ、めっちゃ人見知りしてたよね」

「そうかな?俺人見知りしてるつもりないけど、初対面いつも怖がられる」

「はは。でもたしかに怖かった!」


それでも、この人が杉森くんってわかって。
想う気持ちは加速してったんだよ。


「丈、大好きだよ」

「俺も、やしなが大好きだよ」


これからなにがあろうと、この恋は無駄にはしない。

絶対に。


ずっとずっと、大好きだよ。


-Fin-
恋愛白書

よんでくれてありがとうございます。
はくむです。


この小説は実在する人たちがいます。
物語自体はところどころ変えてはいますが。


あたしの同級生にすべているのです。


まぁそんなことはいいですねw


なかなか素直になってくれない丈くんにやきもきしたのではないでしょうか。

これからもずっと素直な丈くんでいれんますように。。。

では、ここまで読んでくれたみなさんありがとう!

次は、野球小説かこうとしてます。
でも、ほかにもかきたいです。

もうひとつオフィスラブもかいてる途中だから
完結させますね。


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