呑み込んだ言葉は明日言えばいい。
伝えられない言葉があったって、それも明日でいい。
わたしが何もしなくても、神様にお願いしなくたって、明日という日は当たり前にやってくるんだから。
今まで、そうやって明日を迎えてきた。
逃げ続けてきた。
もしも、そのことに気づかないままのわたしが未来を生きていてもなんの意味も持たないだろう。
毎日を無駄に過ごしただろう。
死にたくない、だから、とりあえず生きる。
命の無駄遣いだと言われるだろう。
いつか、本当にわたしの命が尽きたとき、母さんはきっと褒めてくれない。
怒って、泣いてしまうかもしれない。