その時、隣にいた仕草和君がおじさんに小銭を渡した。

「仕草和君も、やるんだね」

私が言うと、仕草和君は、うん、と言って弾を詰め込んだ。

ぱんっ、ぱんっ、ぱんっ、と音を立てて弾がぬいぐるみに当たった。

ぐらぐらっと揺れた後…、ゆっくりとぬいぐるみが傾いた。

「えっ…!」

どさっとぬいぐるみが下に落ちた。