◇◆◇◆◇
「そういう事っすかー…」
銀色の兜の下で口角を上げる。
「おい!
何してる!
収集が掛かったぞ!」
少し離れた所で、もう1人の銀色の鎧の兵士から声がかかる。
駆け足でその男の元へ向かう。
「何油売っているんだ!」
「すんません。
牢の中の見回り終わったっす」
綺麗に敬礼を決める彼に、もう一人の男が「全く…」と文句を言うと睨みつけた。
そして男について行く彼。
「収集ってなんの収集なんでしたっけ?」
「はぁ?!
お前何も聞いてなかったのか?」
怒声に、彼は「ハハッ」と笑った。
「新撰組局長の尋問だよ。
赤木様の新撰組嫌いにも困ったもんだけど、これで新撰組の件で駆り出されることはもう二度と無いだろうなぁ」
はぁっと溜め息をつく男に、彼はこくりと首を傾げる。
「なんでもう無いって分かるんすか?」
「今回収集の掛かった新撰組は牢に入れられてるからだよ。
多分赤木様はそのまま処分する気だろうよ」
男の言葉に、「へぇー」と相槌を返す。
「そういう事っすかー…」
銀色の兜の下で口角を上げる。
「おい!
何してる!
収集が掛かったぞ!」
少し離れた所で、もう1人の銀色の鎧の兵士から声がかかる。
駆け足でその男の元へ向かう。
「何油売っているんだ!」
「すんません。
牢の中の見回り終わったっす」
綺麗に敬礼を決める彼に、もう一人の男が「全く…」と文句を言うと睨みつけた。
そして男について行く彼。
「収集ってなんの収集なんでしたっけ?」
「はぁ?!
お前何も聞いてなかったのか?」
怒声に、彼は「ハハッ」と笑った。
「新撰組局長の尋問だよ。
赤木様の新撰組嫌いにも困ったもんだけど、これで新撰組の件で駆り出されることはもう二度と無いだろうなぁ」
はぁっと溜め息をつく男に、彼はこくりと首を傾げる。
「なんでもう無いって分かるんすか?」
「今回収集の掛かった新撰組は牢に入れられてるからだよ。
多分赤木様はそのまま処分する気だろうよ」
男の言葉に、「へぇー」と相槌を返す。