◇◆◇◆◇
一進一退の状態が続く中、新八が指の付け根を切られた。
俺が補助に回ったが、相手の数が多すぎる。
体力の消耗が激しい。
新八の手も止血をしなければならねぇが、する隙がない。
せめてもう1人補助がいてくれればいいが、周りを見渡すと、山南さんも深く傷ついている。
齋藤もそっちのことで手一杯になっていた。
新撰組総出なら訳ねぇが、この奇襲は予想外だ。
なぜか山崎もいない。
手詰まりになっちまった。
「くそっ!!!」
集中力が切れかけていたおかげで、急所を外してしまう。
それをいい事に一気に敵が攻めてくる。
「佐之!」
俺に向いていた剣先を新八が斬りつける。
「すまねぇ、新八…!」
「これじゃキリがねぇ!!」
集中力が切れてきたのは俺だけじゃないみたいだが、怪我人に尻拭いさせるなんざ、情けねぇ…。
そうこうしているうちに、ガクッと膝が地面につく。
自身の身体が限界に近いことを悟る。
自然と眉間に皺がきつく寄るのが分かる。
一進一退の状態が続く中、新八が指の付け根を切られた。
俺が補助に回ったが、相手の数が多すぎる。
体力の消耗が激しい。
新八の手も止血をしなければならねぇが、する隙がない。
せめてもう1人補助がいてくれればいいが、周りを見渡すと、山南さんも深く傷ついている。
齋藤もそっちのことで手一杯になっていた。
新撰組総出なら訳ねぇが、この奇襲は予想外だ。
なぜか山崎もいない。
手詰まりになっちまった。
「くそっ!!!」
集中力が切れかけていたおかげで、急所を外してしまう。
それをいい事に一気に敵が攻めてくる。
「佐之!」
俺に向いていた剣先を新八が斬りつける。
「すまねぇ、新八…!」
「これじゃキリがねぇ!!」
集中力が切れてきたのは俺だけじゃないみたいだが、怪我人に尻拭いさせるなんざ、情けねぇ…。
そうこうしているうちに、ガクッと膝が地面につく。
自身の身体が限界に近いことを悟る。
自然と眉間に皺がきつく寄るのが分かる。