『大海』
と
『尾崎』
というシールがはられ、ぴたりと並べられた机は、まだ新しい木の香りがした。
僕の隣に座る女の子は、ピンク色のワンピースに身を包み、髪をリボンでおさげにしている。
その顔は不安そうだった。
大きなくりくりとした目に上気したピンク色の頬
白くて透き通った美しい肌
背は小さめで
フワフワとした、やわらかいオーラ
僕は
目を奪われた。
頭上では、お互いの親があいさつを交わしている。
僕は、どうしてよいのかわからずに無理やり自分の目を女の子からプリントへとむかせる。
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