「りょ、遼くん」

「急にごめん、ありがとうな」

「いや、全然いいんだけどさ、、お題なんて書いたあったの…?」


そう聞くと遼くんは目を泳がせた。
そして走ったせいなのかだんだん頬が赤くなっていった。


「な、なんだったかな忘れた」

「右手に持ってるけど…?」


そう言うと咄嗟にその紙を背中に隠した。