オレには想う人がいる
叶わないってわかってる
それでも愛しくて……
誰よりも光って見えた
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会社の受付嬢の子と付き合っていた。会社の人との飲み会で、周りに人がいる時に告白されて、断れなくて付き合いはじめた。だけど、2人で会うことはほとんどなくて、みんなで遊ぶことが多かった。
「あんな人たちと、私……どっちが大事なの?」
そう聞かれた時に、自分の本当の気持ちがわかった気がした。彼女のことは嫌いじゃない。だけど、他の人と同じなんだ……
そんな時にアキラから、彼女を紹介された。かわいい子だな……最初は、それくらいの気持ちだった。何度か4人で会って……優しさを知っていくうちに、惹かれていることに気づいていた。だけど、友達の彼女……
美緒ちゃんが好きなのはアキラ……アキラだけなんだ。
そして、アキラが浮気してるって噂を聞いたりしたけれど、信じられなかった。受付嬢の彼女から、2人を別れさせる手伝いを頼まれて……断った。だけど、結局2人は別れた。
美緒ちゃんのことが気になって、一緒に遊んだことのある美緒ちゃんの友達の弘美ちゃんに連絡をした。
「裕太くん、美緒のこと好きなんでしょ?別れた方が嬉しいんじゃないの?」
「好きだよ。だけど、美緒ちゃんが好きなのは俺じゃない。美緒ちゃんが好きなのはアキラなんだから……」
本当は伝えたいことを伝えられなかった。こんなにも好きだって、最後まで伝えられなかった。
元気づけたいと思い、3人で出かけても、作り笑顔で……以前の笑顔には……俺には何もできないんだと……
そして、美緒ちゃんが妊娠していることがわかって、アキラとやり直すことになった。そして、ずっと見たかった笑顔を見た。やっぱりアキラじゃないとダメなんだ。
叶わなかった恋に終止符を……
そして、弘美ちゃんと2人で遊ぶようになった。お互いに言い合える友達……
私ならどんなことでもわかってあげられる
だけど彼が好きなのは私じゃないんだ
恋愛は自由よ
恋に落ちてしまえば全て些細なこと
彼のまっすぐな目が好き
だけど彼が見つめるのは私じゃないんだ
彼のことは忘れない
これからも……ずっと……
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好きな人は、私を好きじゃない。一緒にいても辛くなる
覚えてるよ。あなたの優しい笑顔を見た瞬間生まれた気持ち……
今日は、美緒と2人で喫茶店でケーキを食べてる。あまーい、あまーいケーキ……恋はこんなに甘くなかった。切なくて、いっぱい涙が出た。
そこへ現れたのは、彼だった。
「じゃ、私は帰るから、後は2人で話して……」
と、帰っいった。なんで……?
「何……泣いてんだよ……」
「あなたには、関係ない……」
「なんで急に会わなくなったんだよ」
「そ……それは……」
好きだからなんて言えない。
「俺はお前と一緒にいたい。だから、そばにいろよ」
「私も一緒にいたいよ。でも、美緒のことが好きなんでしょ?」
「好きだよ。でも、アキラのことを一直線に好きな美緒ちゃんが好きなんだ。2人が幸せに暮らしていけることを願ってる。だけど、その幸せの中には俺はいない。俺がずっと一緒にいたいのは、お前なんだよ。それじゃダメかな?」
「美緒の身代わりじゃやだよ。」
「身代わりじゃない。お前がいないと笑えない。俺と一緒にいてよ。普段あんなにそばにいて、2人で会ってて、お前のこと好きなのバレバレじゃねーか……」
「わかんないよ。そんなの……ちゃんと言ってくんなきゃ……」
「やるよ……」
渡された小さな箱からでてきたのは、指輪だった。はめるとピッタリ……
「なんで……サイズ知ってるの?」
「愛の力……って言いたいけど、美緒ちゃんに聞いた」
照れくさそうに言った。シャイで、照れ屋……だけど、そんなとこらがたまらなく……
「大好き……」
「あの2人みたいに幸せになろう……」
途中寄り道したけど
あの時から忘れられない
オレにそんな資格ないのはわかってる
あの時失ったぬくもりを
キミとなら取り戻せる
キミだけは本当のオレを知ってくれてるから
当たり前の未来があると思っていた
だけどあっけなく……
だからもう一度……
キミはかけがえのない人だから忘れない
心を振るわす恋だった
別れても何ひとつ変わってない
切なくて……苦しくて……辛くて……
でもあれから少しだけ大人になった
だけど突きつけられた現実は……
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美緒と別れてから、どれだけたっただろう……
俺が悪いのは、分かってる。だけど忘れられない。仕事をしていても、何をしていても、思い出すのは美緒とのこと……
あれから少しだけ大人になったんだよ。もう一度やり直したい。
そんな時に、美緒を見かけた。美緒をおいかけたんだ。
そこで目にしたのは、美緒が男と待ち合わせしていた。ベビーカーを押しながら、俺の脇を素通りしていった。俺なんて、眼中にない。幸せいっぱいな姿。
俺はいつも美緒のことを想っていた。でももう届かないんだ。もう追いつかないんだ。きっと、ずっと縮まらない。俺のことなんてもうどうでもいいんだ。俺なんかいなくたって……
頭痛い。もう何にも考えれない。なんかもう……頭んなか……からっぽ……本当バカだ……
ごめんなさい
私はあなたを幸せにしてあげられなかった
今まで迷惑かけてごめんなさい
私もう1人で平気
あなたがいなくても平気
せつない恋に疲れちゃった
今までごめんなさい
そしてありがとう
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彼女のことを忘れられない。わかっていて、それでもいいからって、つきまとっているのは私だもん……ね。
私が一番じゃなきゃ……これ以上傷つきたくない。いっぱい泣いた……せつない恋。あなたの一番になりたかった。どうしても手に入れたかった。最低な私が一番になれることはなかった。
そんな時に幸せそうに男と歩く美緒を見かけた。彼が今もあんなに想ってるのに……イライラする。
「なんでわかんないの?彼が今もあなたを好きだってこと。彼がどんなに傷ついてるか……」
「私は彼のことを思い出すヒマもないくらい……今幸せなの。彼にはあなたがいるじゃない。彼のことをこんなに想っている。かれのことは、あなたが幸せにしてあげて……」
このままでいいの?いいわけない……私じゃ、彼を幸せにしてあげられなかった。マジで恋していた。彼のことを……追いかけ続けて、疲れちゃった
彼に笑っててほしいから……離れよう……
色んな人に支えられて幸せ
ずっと支えてくれてありがとう
かけがえのない人達
自由で……笑顔で……
辛いことも苦しいことも沢山あったけど
今の幸せはみんなのおかげ
まだ始まったばかりの幸せ
ここで終わりにしたくない
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美緒は、アキラと双子の亜美と由紀夫と幸せに暮らしている。でも、この幸せは1人だけじゃなくて、色んな人に支えられて……なんだ。
小さな願い……この幸せがいつまでも続くといいな。