私は心配してもらう価値もない

胸がザワザワする
なんだか怖い
何かがかわりはじめた

好きって気持ちに嘘はなかった
だけど2人の気持ちはすれ違ってしまった
ちゃんと考えないと……
もう二度と同じ過ちをおかさないですむように……

助けを求めた相手……は……
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ひとつの出来事で全てが変わっていく。

あとで気まずくなるのはわかっていた。なのになんで、あの時あとさき考えずに付き合ってしまったんだろう。他人だったら別れたら、それで終わりなのに……バカな私……

私がここにいたら、和くんがアキちゃんと友達を続けていけなくなる。もうここにはいられない。家を出ることにした。だけど、どこにいけばいい?会社も知ってるし、今のままってわけにはいかなくなる……

もう取り返しがつかない。

どうしたらいいの?助けを求めたのは……パパだった。
「……そうかよ……なんで、美緒ばっかりこんな目にあうんだろう……な……」
「ごめんなさい。こんなことに巻き込んで……あきれている?」
「そうだな……男運のなさにあきれてる」
「そうだよね。迷惑だよね。1人でなんとかする……」
「あきれてるけど、なんで俺に連絡してきたの?」
「パパしか思いつかなかった……」
「頼りにされてるんだってわかって、うれしかったよ。」
鍵を渡された。
「これ……は?」
「いつか一緒に暮らせたらなと思って、部屋を借りてたんだよ。今度こそ、一緒に暮らそう。仕事は、家でやればいいよ。」
「迷惑じゃない?」
「迷惑なもんか。俺と美緒は生きてる限り永遠に消えない絆がある。もっと頼ってくれていいんだよ。」

美緒は、新しい生活を始めた。



誰にも言えない秘密
嘘ついてまで付き合ってるなんて言えない

男の人があんなに怖いと思わなかった

忘れる
全て忘れたことにさてしまおう……
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彼女がいても、好きな気持ちは変わらなかった。あなたにふさわしい女になるから、私を選んでよ……

告白したけど、受け入れてもらえなかった。だけど、あきらめられなかった。会社の人達との食事会に、飲み会に……一緒に行く機会は増えた。彼女と会ってないなら、別れるのも時間の問題かな?って考えて、同僚の子達に「彼には付き合ってる彼女がいるから内緒にしようって言われたんだけど……」って、浮気していることをにおわせた。その後、同僚の子と、彼女に会いに行って、別れるようにいってもらった。これで2人が別れたら……私と付き合ってくれる……って思っていたんだ。

2人が別れたらしいって、噂を聞いた。これで告白すれば……私達つきあえるんだ。って、安易に考えていた。

2度目の告白……
「別れたけど、今も彼女のことが好きだから、付き合えない。」
「別れたなら、もういいじゃない……」
「ふざけんなよ。別れたばっかりなのに、もう何事もなかったように、付き合えるかよ。」
私より……元カノをとるんだ。
「あんな女のどこがいいのよ……」
「あんな女?なんでお前が彼女のこと知ってんだよ……」
「そ……それは……」
「お前が美緒に何かした……のか?」
「別に……」
「本当……?」

そこへ、同僚の子がきた……
「あんた達、付き合ってるんじゃなかったの?」
「そんなわけないだろ……俺には彼女がいるんだから……」
「彼女いるから、みんなに内緒で付き合ってるって……」
「何言ってんだよ。そんなわけないだろ……」
「だから、彼女に別れるように言いにいったんでしょ?」
「お前たちのせいか……美緒が急に別れたいって言ったのは……」
「それが本当なら、彼女にちゃんと話せば……」
「それができるなら、したいよ。彼女の兄貴と友達だったことを気にして、家を出た。仕事も辞めて、どこに行ったのかもわからない。」
「そ……そんな……私達は、2人が付き合ってるって聞いたから……」
「お前達のせいで、俺の人生はめちゃくちゃだ。絶対に許さない。」
「ごめんなさい……」
「謝ってすむことじゃない……ふざけんな。女じゃなかったら、殴ってやりたい……」

彼の怒りの顔が忘れられない。嘘をついていたことも、職場のみんなにばれて、居場所がなくなった。結局、恋も職場もなくした。こんなはずじゃなかった……のに……
窓から光が差し込む
逆光になっている明かりの中で
振り返るキミ

最近のキミはオレを驚かすことばかり
こっちのキミが本当のキミなら
オレは困るな
もっとオレを頼って……よ

恐がらずに心の扉を開けてて……
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色々なことがあって、また美緒と暮らし始めた。逆光の中振り向いた顔は切なそうに見えた。

もっとオレを頼ってよ。だけど、美緒は弱音をはかない。清楚に見えて、芯は強い。

「美緒の笑顔って、癒やされるね。」
「そんなこと……ないよ」
照れてる顔もかわいい……な。
でも、この笑顔って、まだ本物じゃないって感じる。

「美緒はどうしたらいいか、わかってんだな」
「だって、私のせいで喧嘩してほしくなかったし……」
なんで美緒って、こう優しい……?もっと自分のこと考えたらいいのに……これからは、俺が守ってやらなきゃ……



わざわざ言葉にしたいことなんてない

わかっていて
何も聞かずにそばにいてくれる

私の全てを認めてくれる
あなたがいてくれるだけでいい
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別れたことは話した。でも、それ以上は聞かないで、そばにいてくれる。

辛い現実なんて全部忘れて、あなたと一緒にいたい。目の前のあなたにすがったんだ。

約束もないまま……

あれから彼女と会うことはなかった
別れたまま……

嘘だと思いたかった

彼女のことを思い出すだけで
幸せになれるから
彼女がどこにいても
彼女を想ってるよ

今も別れを受け止められないでいる

彼女と付き合わなかったら
知らなかったかもしれない
なんでもない普通の毎日が楽しくて
彼女を独り占めできてめちゃくちゃ幸せだった

たとえ彼女がいなくても
今も彼女を想う
死ぬまでずっと……
最後の瞬間まで想ってるよ
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美緒がどこにいるのかもわからない。戻ってきてくれよ。

部屋で……美緒と……ただ一緒に過ごした時のことを思い出す。あのままずっと続くと本気で思っていた。一緒にいるのは、心地よかった。もう美緒に会えないけど……美緒を想う……あの頃の美緒がいる。そうやって……今でもまだ美緒を想う……

誰もいない部屋で……繋がらないメール……愕然とした。これが現実……もう……やだ……

一緒にいられて楽しかった。幸せだった。美緒がいればどんな時も幸せだった。だけど、美緒を傷つけて、嫌われて当然のことをした。美緒がいないなら、俺がここにいる意味もない。大切な人と……ずっと一緒に……

今も別れを受け止められないでいる……美緒に会えないのがつらかった。夢の中でだけでも出てきてほしい。だけど眠れない夜。睡眠薬をのんだ……夢の中でだけでも会いたい……よ……


彼女は強くて優しい女の子だ
見た目なんかじゃないんだ
そんなことじゃ決められない

誰にどう思われてもいい
彼女が好きなんだ
ずっと……ずっと……ずっと……

人の繋がりなんて目で見えない
儚い夢のよう……
人間関係……
なんかあっけない
自信がなくなってきた

誰にどう思われても
諦めるわけないだろ……

でも待ってるだけじゃ
何も変わらなかった
もういないのはわかってる
寂しい心……
今も彼女にドキドキする
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空を見上げる。夜空にまたたく星。この広い空の下、どこかにいる美緒を想う……

家に押しかけてきた……
「彼女のこと忘れてよ。別れた人なんだから、彼女じゃなくてもいいでしょ?見た目だって、私とのほうが似合うじゃない……」
美緒じゃなくてもなんて、そんなわけないだろ。ずっと美緒を見てきたんだよ。
「お前のほうが似合うなんて、誰が決めたんだよ。」
「それは、まわりの人が……」
「まわりのやつらって誰?そんな知らないやつらに俺の何がわかんだよ。」
「じゃ……私の気持ちは……どうなるの?」
「俺のこと、同僚以上に見られないから……」
「今はダメかもしれないけど、絶対に私のこと好きになってもらうから……」
「そんなこと言われても、好きになることは絶対にない」
「もう別れたんだから、私でいいじゃない……私ならずっとそばにいるから……彼女はもういないんだから、もう諦めなよ。」
「ふざけんな。誰でもいいわけじゃない。お前は気持ちを押しつけるだけで、俺の気持ちを考えもしない。そんなやつ好きになるわけないだろ。二度と俺の前にでてくるな」
「ひどい……そんなこと言わなくても……」
「ひどい?ひどいのはどっちだよ。俺のせいで美緒はいなくなった。俺のことは絶対に許さない。この間も、そう言ったはずだろ。いいかげんしろよ……」
部屋の前で言い争っていると、警察官がやってきた。色々話し、警察官から帰るように言われ、帰っていった。

せっかく恋人になれたのに、宛先エラーのメール……繋がらない電話……恋人になってもうまくいかなかった。嫌われて、こんな簡単に別れられる。あの時、気持ちが通じた気がしたのに、そう思ったのは俺だけ……?

一緒にいたかった。ただそれだけなにのに、難しい。俺は何のために恋人になったんだろう?前の関係にも戻れない

恋は突然やってくる
だけど簡単に生まれるものじゃない

私は彼に恋をしていた
だけど突然訪れる別れ

私といるんじゃない
幸せになってほしい
だけど今も好きだから
忘れることもできなくて……
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別れて、忘れようとしたけど、忘れられなかった。でも、戻ることもできない。一緒にいても、彼が幸せじゃないのなら、一緒にいる意味がないから……彼には幸せになってほしいから……

彼の幸せを願うんだったら……彼のために……忘れなきゃ……






キミと一緒にいられて
ようやくオレは……
人生捨てたもんじゃないと
思えるようになった

一緒にいるだけで
幸せな気持ちで満たされる

これから起こるか起こらないかわからないこと
心配してもしょうがない

幸せの保証なんて誰にもできない
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美緒といられれば、それだけで幸せになれる。美緒といるだけで、安らいだ気持ちになれる。一緒に過ごした時間はかけがえのない宝物。

たくさんの言葉を並べても伝わらないことがある。付き合ってたやつと別れて、離れて……寂しい思いをしている美緒
「美緒……自分のことを大事にしな。美緒は、笑ってるほうがかわいいんだから……」
こんなことしか言えない自分が歯痒かった。
今一番大切なことを考える

もしも大切なものが
手のひらからこぼれ落ちても
また拾い集めればいい

あんな気持ちになりたかったわけじゃない
だけどどうしたらいいのか
どうやったら笑えるのかわからなかった

だけど気づいたよ
自分の気持ちばっかりで
人の気持ちなんて考えないで
ずっと見ようとしてなかった

このままじゃ私だけ取り残されちゃう

最低な恋は終わりにして
明日からは……
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別れてから……

慰めの言葉を聞いても……無理して言ってるんじゃないのかな?って、疑いたくなる。どんどん居場所がなくなってくみたいで、不安になる。自信のかけらもない。

「美緒のお母さんを失った時、絶望した。でも今は立ち直ってる。時間はかかったけど……」
そうだね……辛いのは、私だけじゃないんだ。終わった恋をいつまでもひきづってもしょうがないね。きっと、こんな話したくなかったはずなのに……

一緒に過ごす時間が増えていく中で考えるようになった。一緒にいると、大切なものが増えてくる。心に灯るあたたかな温もり

こんなことで時間を無駄にしたくない。自分で輝くような毎日に変えていけるんだ。このままじゃ始まんない。自分からは何もしないで……後悔することになるんだ。

だから、今度こそ……