世界にひとつの思い出
世界一の思い出
ずっと続くと信じていた……
あの頃……
胸がつぶれてしまいそうなくらい辛い
あっという間に終わってしまった告白
このまま終わらせたくない
恋の痛みを消せないまま……
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彼女に不満なんて思い浮かばない。満足していたのに……自分でもわからない。なんで、あんなことになってしまったのか……もう一度やり直さると思っていた甘い俺の心は全て崩れ……後悔しても遅いんだ。もう取り返しがつかない。
俺が今も好きってこと、わかってくれそうにない。だけど彼女のこと、今もずっと好き。一方的に俺が好きなだけなんだ。また片想いのあの頃に戻った感じ……それがわかって悲しかった。
このまま何も話せないまま……もう二度と会えなくなってしまったら?どうしよう、このままになってしまったら?彼女を失いたくなくて……このまま彼女を失うことになったらどうしよう……彼女を失ってから気付いても遅いんだ。俺の心は、彼女で埋め尽くされる。
涙がこぼれる。彼女に知ってほしい。本当の俺の気持ちを……隠していた気持ちがまた燃え上がる。
抱き締められた温もりが優しくて
あなたの腕の中が一番安心できる
時々でも好きって言ってくれると嬉しい
口は悪いけど優しい
本当は優しいところ大好き
私……信じてる
あなたなら私だけを愛してくれる
あなたなら信じられる
1分でも1秒でも長く一緒にいたい
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あなたと付き合ったあの日から、私はあなたのもの。
「絶対に美緒の前からいなくなったりしないからな。俺は……美緒だけだから……美緒だけを見てるから……な。」
もっと好きになった……大好き。これからも、一緒にいたいから……
「あなたの好みになるから……優しく……して……ね」
「絶対に俺以外の男の前でそういう顔すんなよ」
そういう顔って、どんな顔だろう……
あなたの全てを好きになるから……
このまま時間が止まればいいのに……
「美緒……かわいい……すきだ……っ」
今……幸せ……かも……
ただ温もりだけが伝わって、その背中を抱き締めた。一瞬一瞬に愛をこめて……溶けそう……
昨日のことを思い出すと
湯気が出るくらい顔が熱い
彼女の体温に包まれて
ちゃんと抱き締めたい
日に日に想いが増していく
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昨日の美緒とのことを思い出すと、顔が熱い。
会社の帰りに……同僚から声をかけられた。
「この間、女の子と一緒にいるの見かけましたよ」
「そう?気づかなかった……な」
「あんな人と付き合って、何になるんですか?」
お前に関係ない……ほっといてくれ……イラッとした。
「お前に関係ないだろ……」
それは、突然だった。
「私が……好きだって……言ったら?」
「そういう風に見たことない。俺には付き合ってる人がいるし……」
「私のこと好きじゃないことはわかった。一度でいいから思い出を……」
「彼女がいて、他の女といるとか……おかしいだろ?」
「もういい……わかった」
彼女の切ない……瞳……
そのまま走り去る……
視線を感じて……美緒がいた。
「一緒にいた人……は?」
「嫉妬したの?かわいい……な」
「会社の同僚だよ」
「何の話してた……の?あの人と付き合う……の?」
「そんなこと決めつけるな。美緒はバカだな。俺には美緒がいるんだから……」
「でも……あの人……綺麗……だった……」
「他の人と比べるなんて無意味なんだよ。美緒が一番かわいいよ。俺のほうが先に惚れてたんだよ。付き合い始めるずっと前から好きだったんだよ。」
溺れないように……してたのに、でも……もう……美緒無しじゃいられない。
「そんなに心配……なら、一緒に暮らさない……か?」
大きくて……優しくて……強くて……
あなたと過ごす時間が私の全て……
いなくならないで……
私1人置いていかないで……
急に心細くなって……
恋の蕾が花開く
あなたの隣で花開くよ
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待ち合わせしていなかったけど、彼に会いたくて会社の近くまできてしまった。
彼がでてきた。声をかけようとしたら、他の人に声をかけられていた。綺麗な人……
信じてたのに、また今までのように……?急に心細くなって……不安になって……
彼が1人になってからも、声をかけられなく……ただ呆然と見つめていた。
私に気づいてくれ……嫉妬に狂って……咄嗟に出た言葉は……嫌な言葉が止まらない。だけど、愛の言葉を囁かれ、うっとりトキメキそうになった。不安を取り除いてくれた。
「そんなに心配なら、一緒に暮らさないか?」
「私のわがままだからぁ……嫌な思いさせて、ごめんね」
「そんなところも好きだよ。俺のこと好きってことだろう?」
「うん……好き……」
叶うはずもないこと……
期待しちゃいけない……
好きなのに
好きって言うのが怖かった
今の関係が壊れるのが怖かった
好きって伝えたくて
でも伝えられなかった
私じゃダメだった?
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好きな人……付き合ってる人はいないって聞いて、期待していた。好きだけど、今の関係が壊れるのが怖かったから、告白できなかった。
そんな時、彼女ができたと噂を聞いた。そんなの嘘……信じたくなかった。彼が会社帰りに女会っていた。一目で彼女ってわかる……
それでも、諦められない想い……
思い切って、告白したけど……撃沈。なんでもっと早く告白しなかったんだろう?告白していたら、違ってた?私じゃダメなの?
きっと、嫌われてはいない。でも、あなたと私の気持ちは同じじゃない。彼女を見つめる目を見ればわかる。
美人だって言われるけど、好きな人に好きになってもらえなければ何の意味もない。
彼を好きになって知った
大事に想う気持ち
彼と一緒にいられない時
本当は独占したいと思ってた
私のわがままだってわかってるけど……
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一緒に暮らさないか……っていわれたけど、結局今までのまま。でも、本当は独占したいと思ってた。好きだから、知られたくない本当の気持ち……
和くんが帰りが遅くて、1人で部屋にいると、インターホンがなる。アキラと一緒にいた人だった……どうしたらいいの?と、悩んでいたら、ちょうど和くんがきたみたい。
玄関で、私を呼ぶ和くんの声……
「美緒、友達きてるぞ……」
「知らない人……だけど……」
「えっ……」
「あなた、彼を無理やり付き合わせてるのね。彼があなたを相手にするわけない。あなたになんか負けないんだから……」
あーもー……腹立つ。勝手なことばかり言って……すごくイライラする。すごくムカムカする。こんなのイヤ。
それだけ言って、その人は帰っていった。
「美緒、アキラとうまくいってない……のか?」
「うまくいってると思ってたんだけど……なんかわかんなくなってきた……私じゃ似合わないのかな……」
「そんなことないと思うけど……」
一緒にいない時のことなんてわからない。独占したいと思ってたけど、冷静になろう。彼に溺れていく自分が怖くなって……距離をおくことにした。それが私達のためだと思って……
キミに恋してる
今までよりも深く……
今……何を考えてる?
先に好きになったのは……オレ……
もっとふたりきりでいたいと思ってしまう
だけど温度差を感じ始めた
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一緒に暮らさないか……って言ったけど、結局今までのまま。ずっと一緒にいたい。離れていたくない。もっとふたりきりでいたい。
だけど、あれから美緒と会えない。なんでだよ……俺は毎日でも会いたい……のに……
美緒に会えないから、会社の人と一緒に飲みに行くことが増えた。告白してきた女もいてけど、もう終わったことだし、別に気にしてなかった。
あなたと過ごすうちに
こんなに好きになるなんて
胸がいっぱいになる
時間はゆっくり進む
会えてうれしくてたまらない
でも心の中の消えないトゲ
優しくされればされるほど……
一緒にいられるだけで幸せなはずなのに
いつか別れがくるかもしれないという恐怖に
耐えられないだけ
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あれから、会う機会は減っていた。駅前の喫茶店で、久しぶりに会って、うれしくてたまらない。
「美緒……好きだよ」
って、言ってくれたとき、本当は私も好きって言いたかった。けど、言えなかった。
そんな時、彼の携帯が鳴る。飲みに誘われてるみたい……
「私なら大丈夫だよ。」
自分の分のお金を置いて、店を出る。この間の人と、他に何人かいて……あぁ……この人達に誘われたんだと気付く。
支払いをした彼が出てきた。
「おい……何……言ってんだよ」
「あの人達に誘われてるんでしょ?行っていいよ。私は帰るから……」
心の中に消えないトゲ……大切にしてくれてる……なのになぜ?消えない……なぜ?こんなに不安になるんだろう……
一緒にいられるだけで幸せなはずなのに……いつか別れがくるかもしれないという恐怖に耐えられないだけ……
私はやっぱり彼が好きだった
私は信じたかった
ゆらゆら揺れて
行き場をなくして
揺さぶられる気持ち
あいまいな関係……
彼は幸せなの……かな?
自分の気持ちとしっかり向き合って決断する
彼の隣はもう私の居場所ではない
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心の中のトゲが消えないまま……揺れる想い
「美緒が最近元気ないのは、アキラのせい?」
何も言えなかった。アキラは、和くんの親友なんだから言えない……よ。
「慰めたいって思った。俺じゃ頼りないかもしれないけど、頼ってよ……」
その時、インターホンがなる。タイミング悪い
またあの人だ。他に2人女の子がいた……
「彼と別れてください。この子が何も言わないからって、いつまでもつきまとわないで……」
どこかで……こうなるのを予感していた。
「もう会わない……って、言っといて……悪いけど、帰ってくれないか」
和くんがそう言って、彼女たちを追い返す
「美緒が元気ないのは、あれが原因なのか?」
うなずくしかなかった。
「アキラなら、浮気なんてしないと思ってたのに……アキラのことだから何も言えなかったんだな。アキラを信用できる?」
悩んで、自分の気持ちとしっかり向き合って決断する。
「……もう……信じられない……」
別れのメールを送る。
「今までありがとう。私、もう大丈夫だから……1人で生きていけるから……もう会うのは、やめよう。」
彼は本当はいい人だった。だけど、私だけの人ではなかったんだね。隣は私の居場所ではない……
電話が鳴る。けど出れなかった。代わりに和くんが出てくれた。私から離れた所で話してた。
「美緒……美緒には俺がついてるから……頼ってよ。」
優しい和くんが友達を失うのは、ダメだよ。もう頼らないって決めた。