
- 作品番号
- 1400921
- 最終更新
- 2020/08/12
- 総文字数
- 235,122
- ページ数
- 420ページ
- ステータス
- 完結
- PV数
- 924,165
- いいね数
- 21
- ランクイン履歴
総合98位(2020/02/23)
私の初恋のお兄さんは
恋してはいけない
八つ年上の男の人になった
「小倉ひとつ、お願いします」
……子どもの仮面を被ったら、
あなたに恋をしてもいいですか。
この作品のレビュー

たい焼き屋の『稲や』さんでアルバイトをするかおりちゃん。彼女は常連客である瀧川さんへの恋心を長い間胸に秘めています。 職場での些細な会話に心ときめかせながらも、その年の差から彼に近づくことが出来ないでいる毎日。あくまで『稲や』の店員としての立場を崩さずに切ない恋心を一生懸命胸の内に押し込め瀧川さんに"接客”する彼女。 そんな姿に、読んでいるこちらまで胸が苦しくなるような切なさを覚えます。 甘く切ない片思い、そして物語が進むに連れ少しずつ変わる瀧川さんとの関係。じれったいけどそれもまた甘酸っぱくてとても素敵です。 かおりちゃんの恋心や移りゆく季節の情景が丁寧に書かれていて、するすると物語に引き込まれるので長編ですが一気に読めます。 『小倉』だけど甘酸っぱく、かつ爽やか。 書籍化されたあかつきには、手元に置いて何度も読み返したいと思います。
この作品の感想ノート
完結おめでとうございます。
更新される度かおりちゃんと瀧川さんの優しさに癒されておりました。
「小倉ひとつ」が「小倉ふたつ」になったのがすごく素敵だなと思いました。ふたりの長年の想いが実ってよかったです。これからもお互いを思いやり仲良く暮らしていく姿が目に浮かびます。
更新を追っていましたので、次は一気に読んでみようと思います。本当に素敵な作品ありがとうございます。
完結お疲れ様です
この物語を読み始めてから本当に素敵な時間をいただきました
大好きなお話のひとつです
何度もお伝えしていることですが、綾瀬さんの物語のことばが本当に好きで、「小倉ひとつ。」では二人の会話で、二人がとてもことばを大切にしているのが伝わってきました
これからも私の癒しの時間を作ってくれる物語です
何度も読み返したいと思います
素敵な作品ありがとうございます