私は誰からも必要とされてない。
誰の目にも映らないことも。


「本当の私知ったらっ...」
「俺知ってるよ。お前の今の姿が偽りなのも、人を信じていないことも。」


なら、なんで、なんで好きとか言うのよ...分かってるなら、私なんて、私なんて必要ないじゃん...

そう思って
そっぽを向いた私の腕を掴んで私と目の合う位置に来る彼。