辛くなった私は屋上で一人、佇んでアスファルトに手をかけて飛び越えようとした。

あ~。やっとこれで楽になれる。
これで抜け出せる。こんな毎日が地獄のようなこの世界から。
そう思ってたのに後ろで手を掴んで引き戻された。


「なにしてんの?」
「なんでもいいやん。」

ほっといて欲しかった。のに...