『千弦姫!こちらに来なさい!千聖様のご命令だ!』

千聖は、千弦の母親の名前。
それを聞いた千弦は、ドキッとした。

(捕まったらどうなるだろうか。)

(あたし、死ぬのかな。)

『逃げますよ!千弦姫!』

少年は千弦の手をひいて逃げようとした、その瞬間………………