『美桜、ついたよ。』


私たちが着く頃には、すでに引越し業者のトラックがついていて。

どんどん荷物をうちに運んでいた。


あぁ、今日から本当にここに住むんだ。


やっと実感が湧いてくる。



『美桜の部屋みてきたら?荷物は順番に運んでくから、』

ゆっくりしてて、といいながらお母さんはそそくさと家の中に入っていった