「うっ……うぅう……」


「あははははは！そんなに悲しいか？

今までいじめられていた俺をずっと高みの見物決め込んでいたお前の泣き顔が、滑稽で仕方ねえよ。

鷹見と橋本のことも、勘違いしていてマジ笑える」


「希夏ちゃんと俊秀……！？

勘違いしているって、どういうこと！？

二人は、まだ殺されていないの！？食べられていないの！？」

「バーカ、一日で二人を殺して、解体して、調理して、紫織お嬢様に食わせるなんてこと、そんな短時間でできるわけなだろ。

お前本当にバカだな」

「うふふ。

まだ食べてはないけれど、二人のことはもう殺しちゃったわ！

まだまだ肥やしてやろうと思ったんだけど、二人の顔が豚みたいで気持ち悪いんですもの！」


やっぱり、希夏ちゃんと俊秀は…殺されていたんだ………。

結局、私は誰も救うことはできなかった…。