―――正樹side





「―――

ごめん!!大丈夫!?」



「すいません!
大丈夫です、」





急いで私物を拾い集める




「本当にごめんね、

怪我とかない?」



「あ、大丈夫です」

その時初めて顔をみた




―――

――――ッ




え、

自分で顔が赤くなるのがわかった





「顔赤いですけど大丈夫ですか?

急いでて思いっきりぶつかってしまったので頭とかうちましたか?」



「い、いや!
大丈夫だよ」


やばい、俺すげぇドキドキしてる



女の子は何か考える素振りを見せて立ち上がり





「す、すいません!!

私学校遅れそうなので行きます!」


「え、あ、まって!」





ものすごい早さで走っていった


凄い速さで自分の鼓動が聞こえる


「変わった子」