そんな日々も長くは続かない。
3年生は1学期いっぱいで部活を引退する。
こうして準備室を訪れるのもあと僅かだった。
そんな時、思いがけないことを耳にした。
映研の夏合宿に先生が同行するという。
「ねぇ、揺花。夏合宿、行ってみない?」
先生が夏合宿に来るという話を聞いた翌日の部活で、何気なく揺花を誘った。
「3年は行かないよ?」
「だからこそ!引退してると逆に卒業旅行みたいで楽しそうじゃない?
それに私、今まで部活入ってなかったから合宿って行ったことないし興味あるもん。」
「うーん…」
唸る揺花の視線の先には顧問の宇都宮。
私は気付いてる。
揺花が昔から宇都宮を好きなこと。
当の揺花は何も言わないけれど。
「じゃあ…夏期講習の日程が替えられそうなら行こうかな。」
こうして私たちは先生と共に夏合宿に参加することになった。
* * *
3年生は1学期いっぱいで部活を引退する。
こうして準備室を訪れるのもあと僅かだった。
そんな時、思いがけないことを耳にした。
映研の夏合宿に先生が同行するという。
「ねぇ、揺花。夏合宿、行ってみない?」
先生が夏合宿に来るという話を聞いた翌日の部活で、何気なく揺花を誘った。
「3年は行かないよ?」
「だからこそ!引退してると逆に卒業旅行みたいで楽しそうじゃない?
それに私、今まで部活入ってなかったから合宿って行ったことないし興味あるもん。」
「うーん…」
唸る揺花の視線の先には顧問の宇都宮。
私は気付いてる。
揺花が昔から宇都宮を好きなこと。
当の揺花は何も言わないけれど。
「じゃあ…夏期講習の日程が替えられそうなら行こうかな。」
こうして私たちは先生と共に夏合宿に参加することになった。
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