次の授業の間、私は読みたいような読みたくないような気持ちの狭間にいた。



気になる…

けど、

怖い…



はっきり先生の彼女だって言われたらどうしよう…



「私は生徒として、妹として傍に居られればいいだけだから」

としっかりした心持ちで居られるのか自信がない。





でも結局気になる気持ちが優った次の休み時間、私は手紙を手にひとり屋上に上がった。



空は高く、少し風が冷たい10月末の屋上。



封を開けて手紙を取り出す。



それはA4レポート用紙に少し急いで書いた感じの女性の文字でこう書かれていた。