先生と夜璃子さんは私が帰った後ふたりの時間があるんだもの。

邪魔しちゃダメだ。

私は先生の生徒だもの。

プライベートまで付きまとっちゃダメだ。



視界がぼやけ、涙が溢れそうになる。

でもこんな所で泣いちゃダメだ。

人にぶつかっちゃう…



私は耐えて耐えて耐えて…

自宅の自分の部屋まで必死に涙を耐えた。

     *  *  *