それからというもの、私は案の定初原先生のことが気になるようになった。
でも、それは決して「恋」と呼ぶようなものではなかったと思う。
校内で見掛ければなんとなく様子を窺ってしまうとか、
逆に逢わない時には
「先生、どうしてるかな?」
とふと思ってみたりするとか、そんな風だっただけだから。
とは言え、気にしているせいか、私は先生が遠くにいてもいつも直ぐに見つけてしまう。
まぁ、先生は中学の担当で私とは接点がないので、私が一方的に先生の存在を見ているだけだけれど。
そして先生はやはりその可愛い風貌からか女生徒たちに囲まれていることが多くて、
「先生可愛いねー!」
「だから可愛い言うな!」
なんていうやり取りをしょっちゅう見せつけられた。
先生を囲む女生徒たちを横目に見ながら、
「私はあんな俗っぽい接し方は絶対にしたくない。」
と思っていた。
それは別に、羨望とかではない。
ないはず。
ない、と思う…
でも、それは決して「恋」と呼ぶようなものではなかったと思う。
校内で見掛ければなんとなく様子を窺ってしまうとか、
逆に逢わない時には
「先生、どうしてるかな?」
とふと思ってみたりするとか、そんな風だっただけだから。
とは言え、気にしているせいか、私は先生が遠くにいてもいつも直ぐに見つけてしまう。
まぁ、先生は中学の担当で私とは接点がないので、私が一方的に先生の存在を見ているだけだけれど。
そして先生はやはりその可愛い風貌からか女生徒たちに囲まれていることが多くて、
「先生可愛いねー!」
「だから可愛い言うな!」
なんていうやり取りをしょっちゅう見せつけられた。
先生を囲む女生徒たちを横目に見ながら、
「私はあんな俗っぽい接し方は絶対にしたくない。」
と思っていた。
それは別に、羨望とかではない。
ないはず。
ない、と思う…