先輩と出会ったのは、中学1年生の秋の運動会の初めての練習の日だった。
応援団で、キラキラしてて、人一倍声を張り上げてて。自分とは全く違う性格に惹かれたし、何よりも他の人より全力な感じですごくかっこよかった。
・・・
私、坂瀬蒼唯は、この中学校の1年生。憧れていた鳴鐘中学校の生徒になるために勉強して、やっとの思いで入った。
「あーおいっ!」
「ヒイイッ!?...って、芽優先輩じゃないですか!驚かせないでくださいよ!」
今、私に声をかけてきたのは、私が所属しているバレー部の先輩だ。三年生だからもう引退しちゃったけど、優しくて、フレンドリーで、バレーも上手。そんな先輩は私の憧れだった。それに...
「...あそこに長谷部いるよー」
そう。長谷部先輩への想いを知っている唯一の先輩でもある。
「...っ」
あ、ヤバイ。顔熱い...赤いかな...
あ、目ぇ合った。
「やっぱ顔覚えられてるよー、よかったね、勇気出したかいあったじゃん!」
思い出してもっと顔熱くなっちゃった...
そう、勇気を出した...
応援団で、キラキラしてて、人一倍声を張り上げてて。自分とは全く違う性格に惹かれたし、何よりも他の人より全力な感じですごくかっこよかった。
・・・
私、坂瀬蒼唯は、この中学校の1年生。憧れていた鳴鐘中学校の生徒になるために勉強して、やっとの思いで入った。
「あーおいっ!」
「ヒイイッ!?...って、芽優先輩じゃないですか!驚かせないでくださいよ!」
今、私に声をかけてきたのは、私が所属しているバレー部の先輩だ。三年生だからもう引退しちゃったけど、優しくて、フレンドリーで、バレーも上手。そんな先輩は私の憧れだった。それに...
「...あそこに長谷部いるよー」
そう。長谷部先輩への想いを知っている唯一の先輩でもある。
「...っ」
あ、ヤバイ。顔熱い...赤いかな...
あ、目ぇ合った。
「やっぱ顔覚えられてるよー、よかったね、勇気出したかいあったじゃん!」
思い出してもっと顔熱くなっちゃった...
そう、勇気を出した...