次の休憩時間

私は志歩に
質問の嵐をくらっていた。

「ちょっとー!!
 あの男の子といい感じじゃなーいっ?!」

「いや、今友達になったばっかりやし」

相変わらず
物事の先を読む志歩の癖で
何故か勝手に
私と亮のこの先の関係を
考えていたらしい。

「そんでそんでっっ??
 どんな子?
 何てゆう子?
 優依華タイプな方?」

「ちょ...そんな一気に
 質問されても(汗)
 それにさっき初めて
 話したのにそんなに
 相手の事分かるはずないしっ!」

「あーまぁそうかっ!」

少し残念そうに
志歩がそう言った時

亮がこっちへやってきた。


「お~い!!ゆいちょーんっっ♪」

何か楽しそうな顔でこっちに
やってくる亮に

「んー?何-??」

とだけ言うと

「友達連れてきたっ★」


「【瀬戸 悠志(せと ゆうし)】っていいますー
 悠志って呼んでよっ」

「【岩井 奈緒(いわい なお)】でーすっ★
 奈緒って呼んでねーっ♪」


悠志はそんなに特別かっこいいって
わけじゃないけど
見た目は
普通以上かっこいい未満ってやつ??

けれど、どこか優しそうな雰囲気だった。



奈緒はショートカットの
元気そうな子で
話しやすそうな雰囲気だった。





"今年も楽しく過ごせそうだなっ♪"
私はそう思ってワクワクしていた。