生田目先輩が部活に来ていない日。



マネージャー先輩に聞いてみたら「生田目に聞いてあげる」と言ってくれた


そして次の日渡された、ノートの切れ端



「はい、蓮ちゃん。生田目の手書きだよ」と、得意のニヤニヤ顔で。



そこにはLINEのIDが書かれていた


生田目先輩が、書いてくれたんだ…



それだけで、なんだか嬉しくて、ドキドキした



まさか教えてもらえると思っていなくて、夢みたいで


大事にポケットに閉まって


家に帰っても、いつまでも眺めていた




いつ送ろう?


なんて送ろう?


迷惑じゃないかな?


今忙しいかな?



そんな事を永遠考えていたら、いつの間にか深夜になったいた


今から連絡するなんて…非常識だよね


また、明日にしよう




枕元に置いた紙切れ


その横に、携帯を置いて。





興奮していた筈なのに、いつの間にか眠りについていた