「私は…ストロベリーチーズ!」

「お前本当にチーズ好きだな」

「だってめっちゃ美味しいもん!チーズって書いてあったら絶対当たり!」


美月は小さい頃からチーズが好きで、俺の家でご飯を食べるときは俺の母さんはチーズを使った料理を出す。


「私はチョコチップかな?」

「あっ俺も」


俺は清水さんと同じチョコチップにした。

清水さんは一瞬ビックリした顔をしたがなんか嬉しそうに笑っていた。

その顔にドキッとしてしまった。


「私はねぇー…チョコミント!」


原田さんは爽やかな色のチョコミント。


みんなの手にアイスが届いて、テーブル席に座る。


「リュウヤくん、チョコチップちょっとちょうだい?」


原田さんが聞いてきた。

俺は食べかけのアイスを原田さんに差し出す。


「ちょっと!まさきそのまま食べる気?」


反対側に座っている美月が大声を出す。


「ダメかな?だってスプーンとかないし…」


原田さんが困っている。


「美月どうしたんだよ」

「だって…」

「もしかして、リュウヤくん私と間接キス嫌だった?」


原田さんが口にした間接キス。

生々しくて照れてしまう。


「別に…どうでもいいかな」

「お互いが良ければいいよね?」


そう言って原田さんは俺が舐めたアイスをペロッと舐めた。


「あっ!おいしー!次チョコチップ食べようかな?ミントも食べる?」

「俺あんまりミントは好きじゃなくて…」

「そうなんだ…」