HRが始まってやっとみんな静かになった。


「朝はごめんね?」


小声で原田さんが誤ってきた。


「俺こそ」

「でもちょっと嬉しかったよ」


お昼休みになり、俺は1人で屋上へいった。

風にあたりながらなんか懐かしさを感じた。

すると、何処からかすすり泣く音がした。

水タンクの後ろに回ると清水さんがいた。


「どうかした?」


なんか知らないけど声をかけてしまった。

ビックリした顔で俺を見る清水さん。

その顔に俺は胸が苦しくなってしまった。