「俺達、別れよう。」 聞き間違えだと思いたかった。 しかし はっきりと私の耳に入った悠也のそのセリフは エコーがかかったかのように私の頭の中でループしていた。 「え………なんで?」 「俺もお前も、叶えたい夢がある。その夢を叶えるには別れた方が俺達のためだと思う。いつまでも甘えてちゃだめなんだよ…。」 そう言って私の前から消えた彼は すぐに私を裏切った。