『千穂。』


飛呂は何時もどおりの優しい笑顔で玄関にたっていた。


『おい、お前なにしにきたん?』

『智樹・・そんな怒らんとって・・挨拶にきたんよ。』

『・・挨拶?』

『智樹、知らんかった?千穂ちゃん今日から飛呂くんと一緒に住むんやって。』

『なっ?!そんなん俺聞いてへん!!』

『だって言ってないし』

『っっ(こいつ・・)』

『俺は挨拶せなあかんから準備しとって?』

『わかった』