8月の終わり。 大阪にきて最初の長い休みも終わろうとしていた。 これは俗にいう、 夏休みというやつ。 本来なら楽しいはずの休みもあたしにとっては 憂欝でしかなかった。 夏休みは、ほとんど飛呂の家に行っていた。 何回か泊まりもした。 9月になったら 一緒に住むことにもした。 ・・これで順調に、智樹への想いもかき消されていってると思っていた。