『・・千穂?智樹となにかあったん?』
飛呂がいれてくれた冷たいコーヒーの氷をストローで掻き混ぜながら答えた。
『ううん。飛呂に逢いたくなっただけだから・・』
『・・・ほんならええけど、ほんまになんかあるんやったら家きてええんやで?』
『・・ほんと?』
『ぉん。どーせ俺、一人暮らしやしな。』
『・・じゃぁ、お願いしてもいい?』
『ぉん。全然^^』
『・・ありがと。』
・・智樹。
やっぱムリだった。
あたしは智樹が好き。
好きだから、智樹は忘れるね。
飛呂がこんなにあたしのことを思ってくれてるんだから、あたしは飛呂を好きになるように努力する。
だから、
神様。
どうか、
・・・どうかあと2年は、あたしに下さい。