「あ―…アイツも何か腹がいてーとか言ってこねーよっ」


「えっ!?何それっ」


そんなの絶対ウソだよ~!


……もしかして……。


「ハメられたっ!?」
「ハメられたっ!?」


私とカイは揃って口にした。


「………」
「………」


揃って口にしてしまった事で、私達は目が合ってしまう。


カイの目を見てるのが辛くなった私は、カイから目をそらしてしまう。


ウソ……どうしよう。


2人はきまづいし…
帰ろうかな?


しかもカイの家なんて…
ムリッ。


前に夏の雨の日に来たけど…あの時と今とじゃ、やっぱり状況が…。


うつむきながら、私が考え込んでいると…


「……とりあえず、上がれば?」


「えっ…!?」


カイの言葉に私はビックリしてカイを見る。