「おーい!本道く~ん、一平く~ん!」
えっ―!?またすぐ言うの?この子はっ。
絵美は、友達と話してたカイと一平くんを大声で呼び付けた。
「ちょっと絵美っ、今言うの?」
「そうだよ~?思いついたら即行動っ!」
「でも…」
すると、絵美の呼び掛けでカイと一平くんがこっちに来た。
「どうした?絵美ちゃん」
「ねぇ、今度の休みみんなでお家パーティーしない?」
「お家パーティー?」
「みんなで集まったらきっと楽しいでしょ?ねっ?どう?2人ともっ」
絵美の問いに、カイと一平くんはお互い顔を見合わせた後、一平くんが口を開いた。
「いいじゃん、楽しそうじゃんっ」
「まぁ―…いいけど、誰の家?」
「それはねぇ~本道の家が一番近いし、本道の家でっ」
「えー?俺ん家かよ~」