宇美はそう言って自分の席に戻った。 一平もニヤッとしながら自分の席に戻るのを見て、俺はムカついた。 くっそ―アイツら…。 だいたい俺は短気じゃねー、けど…アイツの事となると調子が狂うのはしょうがねぇ―から認めてやるけど…。 キーンコーン♪ そして放課後。 俺は宇美の席に向かう。 「おーい宇美、帰るぞっ」 「あっ…うんっ」 あれから俺らは、毎日の様に一緒に帰るようになっていた。