「…いいの水内くんっ、私で良かったらしばらくの間お家に来るからっ」


「えっ…?でも…咲原さん1ヶ月は長いよ?」


「いいの…大丈夫だから、それにるりちゃん達心配だし…」


私は何だか放っておけなくて、そんな事を言ってしまった。


すると、るりちゃんが笑顔で飛び跳ねる。


「本当っ?嬉しいっ、るり~」


「ゴメンね?咲原さん…」


「ううん、いいのっ」


そう言うと、るりちゃんに手を振り、水内くんに駅まで送ってもらうと、私は電車に乗って家に帰ることに。


どうしよう…


OKしてしまった。


でも…放っておけなかった。


るりちゃん達のこと…


水内くんのこと……


水内くんに告白されたんだよね…。


何も…言えなかった。