「はっ!?」


そして玄関を開けて、カイのお母さんは行ってしまった。


「あの…アホッ」


カイがボソッと呟く。


そしてお母さんが出てく前に用意してくれた着替えを借りて、私はとりあえず洗面所で着替える事に。


ドライヤーを借りて髪も乾かす。


…何か彼氏の家に泊まりに来てるみたいじゃない?


大丈夫かな?これ…。


そう思いながらも着替えを済ませると、“部屋にいる”って言ってたカイを探す。


とりあえずお礼は言っておかなきゃな…。


そう思って、ドアをノックする。


「あ~いいぜ?」


「…入るよ?」


部屋に入ると、カイも着替えを済ませていてタオルを肩にかけてベッドに座っていた。


「着替えありがとね…ちゃんと洗って返すから」


「あ~別に、母さんのだからいつでもいいよっ」


「うん…」