手紙を送る。
返事が来る。
手紙を読む。
返事を書く。
……を何度か繰り返しているうちに夏休みまであと1ヶ月となった。
部活は疲れたけど、唯月くんから手紙が届いているかと期待すると帰る足取りが軽くなる。
「実里、これからなにかあるの?」
「えっ? 何で?」
「だって、なんか顔がにやけているよ」
「えっ? まじで?」
足だけでなく、顔にまで出ていたようで部活友だちである未央(みお)に指摘されてしまう。
「なに、なにー、何があるの?」
「うん。手紙が来てる頃だなと思ってね」
「あー、唯月くんだっけ?」
未央には好きな人がいるかと聞かれて、好きかは分からないけど、唯月くんという存在を教えた。
今どき手紙なんてすごい、LINEにしたらいいのにと言われた。私も同じことを考えた。LINEで話したほうが、返事も早いし、たくさん話せると。
だけど、唯月くんとは手紙で話したかった。
返事が来る。
手紙を読む。
返事を書く。
……を何度か繰り返しているうちに夏休みまであと1ヶ月となった。
部活は疲れたけど、唯月くんから手紙が届いているかと期待すると帰る足取りが軽くなる。
「実里、これからなにかあるの?」
「えっ? 何で?」
「だって、なんか顔がにやけているよ」
「えっ? まじで?」
足だけでなく、顔にまで出ていたようで部活友だちである未央(みお)に指摘されてしまう。
「なに、なにー、何があるの?」
「うん。手紙が来てる頃だなと思ってね」
「あー、唯月くんだっけ?」
未央には好きな人がいるかと聞かれて、好きかは分からないけど、唯月くんという存在を教えた。
今どき手紙なんてすごい、LINEにしたらいいのにと言われた。私も同じことを考えた。LINEで話したほうが、返事も早いし、たくさん話せると。
だけど、唯月くんとは手紙で話したかった。