「ね、またぼーっとしてたわよ、カズキ。大丈夫?」

「あ、またぼーっとしてたか!?悪かった。お前との出会いの頃を思い出しててな。」

「ふーん。ま、いいけど。早くしないと八番テーブルのアズリエル婦人おこるわよ?30分も店員さん来ないって怒ってるから。」

え!?それならお前が行けよ、と喧嘩したかったがアズリエル婦人は顔が真っ赤になっていたので止めておこう。

「アズリエル様、遅れて申し訳ございません。先程注文された、大地の恵ラーメンです。」

「ネェ、店員さん私をなんだと思ってるの?」

「お客様です。」

「ナメテンノ?お客様はお客様だけど私は神よ?低脳のニンゲンが調子にのってるんじゃないわよ!」

「す、すみませんアズリエル様。でも人間界ではお客様=神様と言いまして、、、」

「ハ?それは人間界での話でしょ?ココはどこよ?」

「神の世界です。」

「次同じ話したら人間界壊すワよ?」

アズリエル婦人は地震の神である。
アズリエル婦人は怒ると地球が揺れるほどの力をもっている。決して怒らせてはいけない。

ここまで来たら分かると思うがここは異世界である。しかも俺以外全員神様という世界である。