「お前、完全に頭腐ってんな」

次の瞬間
間宮は漆原君の腕を掴んで

「うおりゃあ!!」

「!?」

バタンッー!

私が目を開けた時には
漆原君は床に倒れて痛そうにしていた


「ちょっ、あんた何したの!?」

「あ?背負い投げ」

「は!?なんで背負い投げ!?」

「人を殴るの好きじゃねーんだよ
痛いと腹たってくるし」

「なにその自分勝手な理由…」

「おい、通称プリンス
こいつにバカ女って言っていいのは俺だけだ」

ちょ、まじでこいつ自分勝手!