間宮に渡されたプリントの山をもって廊下を歩く 足元も手元も見えずによろけながら歩いていると 「………っ!」 「危ないっ!」 足がもつれてしまい、転ぶ!……と思って 身構えてはみるものの 倒れるどころか、私の体は ふわりと誰かによって支えられた しかも何かいい匂いがする 「君、大丈夫?」 「あっ」