夢「夜になると…牙と耳が生える…
  爪も伸びて…熊にもどってしまう」

私「夢は毎日…何をしていたの…?」

夢は苦しそうに話す
夢の顔に私の大粒の涙が落ちる

夢「冷たいよ…笑
  ゆとりは僕に気付かなかった……
  少し……少しだけ…寂しかった…
  だから毎晩少しづつ僕の身体を
  治してたんだ…僕を見たら思い出して
  くれるかなって……でも慣れなくてさ笑
  手は傷だらけだよ笑」 

だから、手に血が付いていた
私は勘違いをしていたのか‥.

夢「でも…君のお父さんを殺したのは僕」

私「え…どうして…」

夢「条件だったんだ…人間になるための
  1人殺す……って…君は僕を捨てた時
  お父さんの…名前を呼んでた……
  お父さんが居なくなれば……
  ゆとりも幸せになれるって思った」

夢は化物じゃない
どうして私はこんな事を…

私「夢…ごめんなさい……
  私…私は……」

夢は力ない手で私の頭を撫でた