「麻友ちゃん。俺、華乃と結婚するよ」
「りゅ、龍成…!」
相当心配だったんだろうな。こんな時間にまだ起きて待ってるなんて。
喜んだ顔をしてるけど、悪いな麻友ちゃん。
「会ってみたら意気投合したから。すぐにでも入籍したい」
「えっ、両家の顔合わせは!?結納だってあるし、結婚式も…」
「あ。そうだ、俺ら式は挙げないから」
「え!?なに言ってるの?!そんなこと許されないわ!」
「なんでだよ」
「だ、だって、親戚や会社関係の方に顔が立たないじゃない」
「だめだめ、そんな見せ物じゃないんだから。パーティーとかも行かないから。華乃は奥ゆかしいから、人が多い所とか苦手なんだよ」
「そんな…!」
「じゃなきゃ俺、華乃にフラれる。麻友ちゃん、それでいいのかよ」
「それはいけないけど…。でもだめよ。いずれ華乃さんは社長夫人になる立場なのよ?きちんと順を追ってやらないと」
会ったこともない女と結婚しろなんて言っておいて、なにが順を追ってだよ。順番もなにも初めからないだろ。
「りゅ、龍成…!」
相当心配だったんだろうな。こんな時間にまだ起きて待ってるなんて。
喜んだ顔をしてるけど、悪いな麻友ちゃん。
「会ってみたら意気投合したから。すぐにでも入籍したい」
「えっ、両家の顔合わせは!?結納だってあるし、結婚式も…」
「あ。そうだ、俺ら式は挙げないから」
「え!?なに言ってるの?!そんなこと許されないわ!」
「なんでだよ」
「だ、だって、親戚や会社関係の方に顔が立たないじゃない」
「だめだめ、そんな見せ物じゃないんだから。パーティーとかも行かないから。華乃は奥ゆかしいから、人が多い所とか苦手なんだよ」
「そんな…!」
「じゃなきゃ俺、華乃にフラれる。麻友ちゃん、それでいいのかよ」
「それはいけないけど…。でもだめよ。いずれ華乃さんは社長夫人になる立場なのよ?きちんと順を追ってやらないと」
会ったこともない女と結婚しろなんて言っておいて、なにが順を追ってだよ。順番もなにも初めからないだろ。