五日後のバイトが休みの日に話を聞きに行くとお姉ちゃんにメールしたけど、返信はなかった。
それまでお姉ちゃんのことばかりが気になって、時間が過ぎるのが遅く感じた。
そして休みの日、龍成とマンションで別れすぐさま実家に帰ると事態は一変していた。
「ただいま!」
「あらっ、華乃!どうしたの?今日は休み?」
「うん!お姉ちゃんは?」
「…部屋にいるわ。あんた莉乃から何か聞いてるの?」
「え?何かって?」
「莉乃、破談になったのよ」
「──!!」
──う、うそでしょ……!!!
「な!なんで?!」
「知らないわよ!だからあんたに聞いたんでしょ!昨日向こうの家から帰って来て、突然婚約破棄したって……!何を聞いても答えないのよ!」
「そんな…」
軽くパニックに陥りながら、わたしはお姉ちゃんの部屋に走った。
「お姉ちゃん!」
「──華乃ちゃん…」
お姉ちゃんはベッドに突っ伏していた。
ゆっくり起き上がりわたしを見る。
それまでお姉ちゃんのことばかりが気になって、時間が過ぎるのが遅く感じた。
そして休みの日、龍成とマンションで別れすぐさま実家に帰ると事態は一変していた。
「ただいま!」
「あらっ、華乃!どうしたの?今日は休み?」
「うん!お姉ちゃんは?」
「…部屋にいるわ。あんた莉乃から何か聞いてるの?」
「え?何かって?」
「莉乃、破談になったのよ」
「──!!」
──う、うそでしょ……!!!
「な!なんで?!」
「知らないわよ!だからあんたに聞いたんでしょ!昨日向こうの家から帰って来て、突然婚約破棄したって……!何を聞いても答えないのよ!」
「そんな…」
軽くパニックに陥りながら、わたしはお姉ちゃんの部屋に走った。
「お姉ちゃん!」
「──華乃ちゃん…」
お姉ちゃんはベッドに突っ伏していた。
ゆっくり起き上がりわたしを見る。