次の休みいつだっけ……。


シフトを見ようと車を停める。

鞄からシフト表を取り出し、次の休みを確認すると五日後だった。


あと五日…。我慢出来る気がしない。メッセージで聞いちゃおうかな…。


「──えっ?!」


突然車のドアの開く音がし、驚いて顔を上げると、龍成が乗り込んでいた。


「りゅっ、龍成?!」


びびびびっくりした!!


「あ?驚きすぎだろ」

「だ!だって!なんでここに!」

「なんでもなにも俺を迎えに来たんだろ?」

「は?迎え?…って、ここ会社の前じゃん!」


無意識のうちに龍成の会社に来てたんだわたし!


「華乃ちゃん?今日お休みだったのに疲れてんの?」

「ちがっ!」

「珍しく早く来たかと思えば…。確実に俺の方が疲れてると思いますがね」


そ、そりゃそうでしょ。疲れが顔に出てるよ。


「せっかくのチャラい顔が台無しだね」

「チャラい顔ってどんな顔だよ。かなりの男前だろうが」

「自分で言ってる時点でむなしいね」

「…華乃ちゃん?」